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20年間使用していなかったバイオリンは弾けるかな?

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

子育てが少し落ち着いたので、バイオリンを習ってみること。

長年クローゼットに保管していたバイオリン は、ぱっと見た感じだと悪いところはなさそうですが、調整してもらった方がいいですよね。

この記事では、『20年使っていなかったバイオリンの修理をお願いできるのか』『修理に出したらいくらぐらいかかるのか』という疑問に回答しているので、ぜひ読んでみてください!

実際に楽器屋さんに持ち込んでお店の人に相談してみたので紹介します!

大手の楽器屋さんに依頼してみた

弓の毛替と一緒に無料で点検してくれると聞いて『山野楽器 銀座本店』に行ってきました。

ビルが丸ごと楽器屋さんになっていて、「銀座」という土地だけに、お店に入るのに少し緊張してしまいますが、私のような素人でもとても丁寧に対応してくれました。

「演奏会の予定はなく、家で弾けるレベルで全部修理して欲しい!」と伝え、見積りを作ってもらいました。

もちろん、見積りは無料。自分が納得した上で修理に出すことができました。

修理したパーツはどこ?

弓の張り替えだけなら1時間で修理できますが、今回はバイオリン本体ごと修理することにしたので、預かり修理となり1週間後に受け取りに行きました。

以下で実際に修理にかかった費用を公開しますね!(価格はすべて税込です。)

毛替

音は出るけれど、弓の弾力がなく、伸び切った状態になっていたので張り替えました。(6,820円)

弦交換(弦持ち込み)

弦がサビているので新しい弦に張り替え。ネットで安く購入した弦を持っていたので、持ち込み工賃だけで交換できました。お店で買った弦じゃなくてもOKなんですね!

自分で交換することもできたのですが、新しい弦を買わなくてもよくなったので、プロに張り替えてもらうことに。(550円)

上枕底上げ

上枕(上ナット)は指板の上の方に付いていて弦を乗せている部分です。調弦しているうちに、溝がだんだん深くなってしまうんですって。

せっかく新しい弦に交換しても、溝が深くなると弦が切れやすくなります。このタイミングで思い切って底上げしました。(8,800円)

駒反り直し・高さ調整

駒が弦に引っ張られて指板側に傾いていたので、熱を加えて元に戻してもらいました。また、駒が高すぎるということで、削って低くしてもらいました。

第三ポジションが演奏しにくいのは自分の指のせいだと思っていたのですが、駒の高さが原因だったんですね。

上枕の底上げとセットで修理してもらうことで、とても弾きやすくなりました。(各3,300円)

肩当てのチューブ交換

肩当てのゴムの部分が劣化していたので、こちらも交換しました。(330円×4本)

修理にいくらかかったの?

上枕底上げ  ¥8,800
駒反り直し、高さ調整  ¥6,600
弦交換(持ち込み)   ¥550
毛替  ¥6,820
肩当てチューブ交換(4個)  ¥1,320
合計 ¥24,090

修理費用は全部で24,090円(税込)かかりました!

久しぶりに楽器のケースを開けてみると、弓の毛がバラバラに切れていることがありませんか?

これは虫食いが原因で、ケースを買い替えた方がよいそうです。長年放置していたわりにはお安く済んだのではないでしょうか?

結論:基本的には使える!

普段からお手入れをしっかりやっていても、自然と傷んたり壊れたりしてしまうものです。

自分ではなかなか気づかなかった部分もあり、再びバイオリンを始めるうえで、楽器も気持ちもリセットされて修理に出してよかったと思いました。

これからバイオリンを修理に出そうか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!