
ふりかえりをしたけど、次にすることがわからないよ〜!
チームで振り返りをするとき、有名なふりかえり手法であるKPT(ケプト)を実践している人が多いのではないでしょうか?KPTとは、K=Keep(続けること)、P=Problem(悪かったこと)、T=Try(次にやること)について考え、問題点を洗い出し、次の目標を設定するやり方です。
一つの仕事が終わったタイミングでチームで意見を出し合う「振り返り会」をやることありますよね?「Keep」と「Problem」はたくさん出てくるのですが、「Try」が思い付かずどうやって改善すべきかわからない、思い付いたけど実践できていないということがあります。
今回はそのような悩みを解決していきます。
ProbremからTryを進めるには?
問題を解決する方法が導き出せないのは、「Try」を言い出したら自分がやらなければいけないのではというプレッシャーを感じてしまい、言い出しにくいからというのも理由の一つです。
「問題提起した人にやってもらいましょう」ということになりがちですが、属人化するのはかえって問題が悪い方へと向かってしまいます。小さなタスクに切り分けてチームで協力し合い、できることから実践してみましょう。
次に紹介するSMART Goals(スマートゴール)を使うと、取り組むべきことが具体化されます。
SMART Goalsとは?
- S=Specific(具体的な)
明確で具体的な目標を設定すること - M=Measurable(計測可能な)
数字化できる目標を設定すること - A=Achievable(達成可能な)
すぐにはできないが難しくない目標を設定すること - R=Relevant(問題に関連がある)
互いに関係性のある目標を設定すること - T=Timely/Time-bounded(すぐにできる/期日がある)
期限が決められた目標を設定すること
この5つの項目の頭文字を取って「SMART」という振り返りのためのフレームワークです。SMARTを意識しながら課題を出していくと、実践できないという問題が解消されやすくなります。

メモの魔力でゴール設計時に有効なフレームワークだと書かれているよ!
SMARTと合わせて5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を意識すると振り返りの効果を確認しやすく、モチベーションも上がっていきます。
例えば、「やせたい!」という目標をSMARTを意識して置き換えてみると「夏にプールに行きたいので、糖質を制限して、来月までに体重を3kg減らす!」といった感じになり、具体性を持たせると実行しやすくなります。(本人の意志の強さにもよりますが。)
目標を設定してみよう
今日はふりかえりの進め方とSMART Goalsというふりかえり手法について学習しました。5つのステップに分けることで次にやるべきことが明確になりましたね。これまで他のふりかえりをやっていた人も、「SMART」に目標を設定してみてはいかがでしょうか?
今回の記事は「ふりかえり実践会」で学習した内容の振り返りメモです。